2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「オレンジの会」代表の松井勝也氏より 会員から集めたと思われる質問を7つ読み上げ、それに講演者3名が答えた。 メモを取っていなかったので5つは失念。*1 質問 : 「30歳までとのことだが、それ以上には対応してもらえないのか」 浜口氏 : 「行政の…
良心的にお話をされていることはわかるのだが、―― 申し訳ないが ―― 話をお聞きしていて、体が震えるほどの怒りを感じた。 今回のイベントは、ひきこもりの親の会である「神戸オレンジの会」が共催。 つまり事実上、「オレンジの会」のイベントにヤングジョブ…
タイトルは「ヤングジョブスポット神戸の現状報告」。 『新卒無業。―なぜ、彼らは就職しないのか』、『仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在』 などの内容を紹介され、(失礼な言い方かもしれないが)とてもよく勉強しておられる印象。 以下、簡単に発言…
樋口氏作成の資料中、「ニート支援」の方法論を描いた一部分がきわめて印象的だったので、引用の上、感想を付します。 (太字・赤字強調は上山) 意欲を与えるのではなく、機会を与えること 就労意欲というフィクション ニートに限らず、正社員やフリーター…
以下、いくつか要点のみ。 ニートへの認知 イギリス : 「社会的排除(防止)局」が1999年に発表した 「Bridging the Gap (ギャップを埋める)」*1 によって広く知られる。 日本 : 2004年5月、産経新聞に掲載された小杉礼子氏の記事が最初の紹介。 各種メ…
「参加してよかった」と思ったにも拘わらず、感情的に非常に動揺した*1せいもあって(言い訳)報告が遅れましたが、こちらのイベントについて簡単にレポートしてみます。 【レポートの内容に問題があれば、ぜひご連絡ください。】 *1:理由は後述
「内部化する」は「社会化する」*1にあたる。 → 「家の中にいたままの社会化」なのか、「家を出す形の社会化」なのか。 法的に「家の中にいる権利」を主張したとしても、経済の実情がそれを許さない、ということはある(有限の税金財源をどう割る振るか)。 …
一人(少数者)の能動的影響力(意思決定権)としての「権力」? ほぼ後天的だが、既得権益層に生まれれば得やすい。 → 階層による不平等。 しかし努力や運次第で後天的に入れ替え可能? 「権利」は、多数者が生まれながらに(or 一定の条件のもとに)持つも…
「難解な話」は、意志決定権をもった人たちを説得するために必要。 しかし政治には「多数者の意見」も(票や“世論”という形で)関係する。 → 多数者に向けての平易な説得や共感などのファクターも重要。 これは既存の言葉でいえば「理論と実践」、「コンスタ…
昨日のネットラジオ出演は、事前に予期していなかった形でいろいろの変化(というか結晶)を私に起こした。 出演時の私の振る舞いそのものは、振り返ってみれば拙劣だったと思う。 でも出てよかった*1。 以下、いくつか思考メモ。 社会学などを研究されてい…
こちらでお知らせしたネットラジオ番組に電話出演させていただきました。 (さっき終わったばかり。 番組の放送はまだ続いています。) 短時間にたくさん言おうと欲張りすぎて反省(汗)。 初めての経験で緊張もしましたが、そのぶん新鮮で楽しかったです。 …
知能指数と政治の関係 「知能指数」で人を分類するのはどうかと思うし、テストの方法にもよるんだろうけど、あまりにも異様な結果。 これ、学問的にちゃんと検証できたりするんでしょうか。 それとも単にネタ?
アンケートで分かった「心の病」の悲惨な実態 ITエンジニアの方々へのアンケート結果。 石前浩之氏の「熱すぎる風呂」という比喩を思い出す。 精神的にヤバくなっている人はもっと多いのかと思っていたが…。
chiki さん(id:seijotcp)主催で、chiki さんやそのお友達(フェミニスト)のかたを含む計6人でチャットを楽しんでました。 「理論と現場」、「コミュニケーションの自由」など、すさまじく刺激的なやり取りができました。 参加されていた皆さんに感謝です…
≪差別≫に関しては(社会に対して)「価値敵対的」だが、≪訓練≫に関しては(なんらかの仕方で)「価値順応的」になる。 左翼系の場合「株式会社以外の働き方を」というわけで、資本主義という場の論理自体を認めないということになるのだと思う。 私はそれを…
私は先日から、ひきこもり問題というのは≪差別≫と≪教育≫の交点じゃないかと思いはじめてるんだが、どうだろう。 「閉じこもっている、社会参加できない、外部世界とやり合えない、現実対処できない、自分で稼げない、自己満足的である」 ―― そういう固着した…
インタビュアー : 「それが私であれ、あなたであれ、誰かが前に進み出て言う、『私はついに生きることを学びたいと願う』」*1 デリダ氏 : 生きるすべを学ぶことが「成熟」と「教育」にかかわっていることに注意せねばなりません。 誰かにぶしつけに声をか…
以前から気になってたこと。 雇用されたりフリーだったりで仕事してるかたの話を聞くと、必ず身近の「変な人ネタ」を持ってる。 私は雇用としてはアルバイトの経験しかないが、それでも「はぁ?!」みたいなひとを何人か目撃してる。 「職場の理不尽」という…
『今夜も電波!』 第17回放送:2004.11.12 (fri) 22:00〜 ゲスト: 雉さん (id:kijiq) 電話出演: 上山和樹さん (id:ueyamakzk) パーソナリティー: 百萬石マツリ (id:idiot817), 死に舞 (id:shinimai), エスパニョールカスホカトウ (id:kasuho)…
今回の chiki さんのエントリーでは、≪コミュニケーション≫ということが1つの焦点になっていると思うのですが、8月8日のうちのコメント欄に、chiki さんからきわめて印象的な「コミュニケーション論」をいただいたことを思い出しました。 残念ながらコメン…
「この問題について考えてほしい」という願望表明の際、「応答責任」という言葉を聞くことがあるが、「ショックを受けた」とか、「自分にも関係あるかも」と思えなければ、わざわざ苦しんで考えたりはしないのではないか。 当事者にとっては「個人的なことは…
「自分は引きこもっていない」と思い込んでいる人のほうが閉鎖的な場合がある。 「自分はちゃんとやっている」というアリバイがあると思っている人たちの、頑迷さ。 彼らにとっては、印象的な事件・災害・社会問題は、「気晴らしのネタ」でしかないし、そう…
震災も人質殺害もトラウマ的。 最初から≪思考へと誘うが、思考することは困難≫な事態。 香田証生さんの「すいませんでした」という肉声の響きが耳に残っていて、 剥き出しの現実を提示することは、かえって思考を凍結させる可能性がある(ショックが大きすぎ…
「分かった気にさせる」情報(番組やブログ)でなく、「知れば知るほどわからなくなった」姿勢の情報が要る。 「何かに取り組む」ことにはそういう要因があるはず。 しかし、 「一緒に考える」という困難な姿勢を要求する情報は敬遠される。 みんな基本的に…
chiki さんのエントリーより どれにも共通していえるのは、そのニュースの語り方が、なんとなく本質に接近したつもり、語った気になれる程度の満足感を与えるものでしかない(結局、根幹的な部分については何にも語らない) 紳助が泣いた、あるいは活動を休…
11月9日付の chiki さんのエントリー、および同日のコメント欄に打たれました。 私自身はイラクや地震については、「何をどう考えていいかすらわからない」という状態です。 非常に恣意的・断片的に引用させていただき*1、少しだけメモを付します。 「ひきこ…
記事の情報源は 第一生命経済研究所 (2004/10/21)。 ニート支援に税金をつぎ込むには、こういう数字で説得するしかないということか。 シンクタンク自身にそんなつもりはないと思うが。
「はてな登録情報の住所追加、正しい情報登録のお願いについて」 (株式会社はてな) 内外の反応リンク集 *1 「はてなの住所登録に反対の方、何が不満ですか?」 私としては、今の時点で態度をはっきりさせるというより、この問題で起きる議論や顛末からいろ…
関西地方のかた*1、7日付の毎日新聞朝刊をご覧いただいたでしょうか。 このインタビュー取材の一部を、記事にしていただいています。 これについても、私なりに詳細な話をしたいのですが、また後日。 記事への感想とか異論があれば、ぜひ聞かせてください。…
おとといお知らせしたこちらのイベントに行ってきました。 いやもう、とにかく行ってよかった。 いろんな意味で。 必ずレポート書きます。 (要点だけでも)