2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「時間を捨象した概念操作」と、「ナマの時間を生きる概念操作」

ようやく大事な点を整理できたと思うので、記しておく。私たちは、 (1)時間を捨象しておこなう概念操作 (2)ナマの時間を生きる概念操作 この2つを混同したまま混乱してる。たとえば数式や論理を扱うとき、私たちは時間を捨象してる。数学的な概念操作を…

「時間は自己を自己に関係づける否定性に等しい」

『経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2)』p.223 より: したがって抽象的な思想家にとっては、自然全体は論理学的な諸抽象をただ感性的で外的な形式のなかで繰り返しているものにすぎない。彼は自然やこれらの〔論理学的な〕抽象をふたたび分析する。したが…

無時間的真実は、時間的にしか実現できない

時間の要因を捨象した関係式は、時間的に(労働過程として)実現せねばならない。ここを忘れた概念操作が支配的になっている。数学的真実は、言語を時間的に再生産しなければ実現しない。 つまり無時間的な関係式は、時間的にしか実現しない。「論じる自分は…