2003-01-01から1年間の記事一覧

祈ります。 努力が形を取りますように。 幸運が常に私たちとともにありますように。

 内的必然と外的事情のからみ合い

生きるために、メンタリティを強制的に変更する 「天職」「モチベーション」の強調 → 内発的・必然的変化と、外圧的・強制的変化 「生きるために仕事をする」ではなく、「生きること自体が仕事だ」と考えてみた。 「生きたくはない、でも仕事なのだ」 自分の…

斎藤環『ひきこもり文化論』ISBN:4314009543 に、論理的時間における「せき立て」と引きこもりにおける「焦燥感」は違うものだ、という指摘がある。(p.93) 僕はこれを、認識がオブジェクト・レベルに身を置いた「せき立て」と、認識をメタに温存してしまう(…

平成14年度、餓死者67人(男56・女11)

ただし「食べるものがなくなって死んだ」という、かなり厳格な規定による統計なので、「衰弱死」を広く取れば数はもっと増えるとのこと。 61歳、C型肝炎を患って路上生活をする男性が、生活保護を申請すること自体を断わられていた。「まだ働けるでしょ、仕…

「利用する・利用される」の拒否としての引きこもり 生き延びるためには、相互利用の体系としての資本主義に入っていかなければならない 動機づけは「利用されたい」ではないはずだ 「ありのままを受け入れてほしい」 と 「成果出して死にたい」 (矛盾して…

 ネタの提供

現世的業務と≪他の場所≫ 「他の場所」といってもオカルトやニューエイジではなく、フロイトの無意識を考えたんだけど。数学者の熱意ある没頭が才能なしにはあり得ないように、「他の場所」への没頭にも才能が必要だということか。ラカンはたしか詩的才能のこ…

この時期・・・

クリスマスは友人 id:aimee の事件記念日。 「熱中することは生き残りの戦略だ」という村上龍のメッセージは苦しんでいる人間においてこそ切実な気がする。 仕事に価値観的な期待をかけるからかえって苦しむ、というのも真実だと思うが。多くの人は仕事とプ…

ネガティヴな刺激/ポジティヴな刺激

「仕事がない」ことは、それ自体として価値観的に糾弾されるべきではない。問題は金がなくなり周囲も自分も困り果てているのに「働けない」状況だ。 ひきこもり自体は精神障害ではないが、現実に社会生活を営めないトラブルを抱えている。局面によっては「病…

ここ数日

19日、id:hitomisiriing さんより『Kluster』『Cluster』届く(感謝!)。 自分が小説・アニメ・エロゲーなどに興味を持てない人間であることを再確認してしまう。「フィクション親和性の低さ」は、ひきこもり全体に一般化することはできないが、私にとって…

現象経験の取扱説明書

id:hikilink さんの「外出マニュアル」に投稿しようと思って「電車の乗り方」(僕は電車が苦手なのだ)を書いていたら、電車にまつわるあらゆることが意識にのしかかってきて強迫的になり中断。「function」という観点でドライに考える必要がある。(再チャ…

反転

「顔か壺か」 対象を意識するのか空間を意識するのか。 例えば当日記の黒い文字、これを「白地に黒いシミがある」ではなく、「白地が黒くくり抜かれている」と考えてみよ。ちょっと違って見える。

function−effect−capability

「function」という考え方が最もエロティックな気がする。 バタイユは「機能に還元されない(道具的でない)」ことにエロティシズムの原理を置いたと思うけど、「他への関係」を考える「function」をエロというのは変? 「SEXがしたかったから家を出た」「み…

 古くて新しい問題

ひきこもっている人にとって、「仕事」「働く」という言葉自体がトラウマになっている気がする。 「働く」というテーマが、いよいよ中心化してきたように思います。(個々のコメントにはレスポンスできませんでしたが、参考にさせていただきました) 「すべ…

他者憎悪と自殺願望

前日コメント欄、id:Johann さんの書き込み。 僕の場合、人間関係全てに苦痛を感じるわけじゃなく、労働や学校などで生じる人間関係が苦痛です。何か上からものを言われる事に我慢できない上に、暴力がさらに自分の立場を危ぶめるのを知っているから、結局自…

16日は「しごとふれあい広場アメリカ村」の会議&忘年会。財源は雇用保険なので、企業利益に還元できる形でなければ社会を説得できない、と。NPOの話なども刺激受けた。 行きしなに『13歳のハローワーク』ISBN:4344004299 購入。「はじめに」が熱い。 なぜか…

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模索

【人文・政治経済・社会工学】―【マニュアル・薬物】 それぞれの長所を生かす必要がある。 万能の方法はないのだし。

やれそうな職場環境を 「探す」/「作る」

昨日のコメント欄より(ありがとうございます)。 この話は「ひきこもり」の永遠の課題ぢゃないか。 黙っていたら死ぬしかないんだし。 「死ね」と言われたりもするんだし。 各人が、自分なりの流儀で、「自分にできること」と社会との接点を探すしかない。

 仕事を探す / 仕事を作る

今のデスクトップ

http://www.churashima.net/download/ これの「Best10」1番。

精神分析とは、殺された声をめぐる思索ではなかったか。 もんだいは、声を殺すことでかろうじて成り立つ生活があるということだ。 代換案がないかぎり、僕らは殺戮的な意識の狂気を生きざるを得ない。 その辺を人文的に考えることにどの程度意味があるだろう…

 「無視された現実」

NHKのTV番組『死の国の旋律〜アウシュビッツと音楽家たち』を観る。 『SHOAH』が重なる。 「これは私の復讐なのです」 80歳の女性が外傷的場面(シーン)のことを話し始めた途端、彼女が当時の20歳に見えてくる 生きる意味を見失った時にあえて収容所を訪れる…

 強さの創造?

11月30日の山愚痴さんのコメントから、あらためて「価値観と経済生活」について考える。 ひきこもりそのものを価値観的に肯定することと、経済的自立、という両課題がある*1として、本当の困難は後者にある。 「本人の意図を超えて」ひきこもりが深刻化して…

言葉を形にしようとすると、その言葉がそのまま自分を責めさいなむ。 なんだこれ。

ひきこもりは社会の無意識だ、というのはつまらない説明だろうか。

作家/知識人

僕が生まれた直後(1968年10月)に収録された、川端康成・三島由紀夫・伊藤整の鼎談をTVで観る。川端氏のノーベル賞受賞により、「西欧が日本文学を“文学”として認知した」「翻訳で評価されたって・・・」云々。三島は2年後、川端は4年後に自殺した。 「作…

不適合者の生きる道

会社勤めをしているある友人は、社内での陰湿な人間関係に悲鳴をあげていた。若くてカワイイ女子社員が入ってくると、年配女性社員たちが徹底してイジメる。強制的に参加させられた飲み会では男たちがフリチンで裸踊り。ものすごい派閥主義。*1・・・・こう…

「職探しできる人」

ひきこもり支援とは、ひきこもりを「普通の失業者」にすることだろうか? 仕事に就けなくて困っている人は世界中にたくさんいる。こうした人たちが「ひきこもり」としては問題にならないのは、彼らが「職探しをできる」からだ。 「職探しできない人」を「職…

「置いてきぼり」の社会学

友人が教えてくれたのだが、人文學報という雑誌に「失業,社会学的対象の誕生」という論文があって、これはいわば「失業」が社会学的に「発見」された頃のことを問題にしているらしい。1880年にはフランスで『怠ける権利』という本が出版されていて、この辺…