2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「やらなければいけないことは、手の届かないところにある」と自分が感じていること

衆議院 厚生労働委員会 参考人説明より 児玉龍彦氏*1 【7月31日夜の追記】: 下の動画は、「YouTubeの利用規約に違反したため削除された」とのこと。 同じ動画は、「衆議院TV 2011年7月27日(水)」にある、「説明・質疑者等(発言順):」⇒「児玉龍彦(10時00…

べつの時間軸を繰り込む技法

柄谷行人による、『災害ユートピア』書評より: 国家による秩序がある間他人を恐れて暮らしていた人たちは、秩序がなくなったとたん、たちまち別の自生的な“秩序”を見いだす。それは、他人とつながりたい、他人を助けたいという欲望がエゴイズムの欲望より深…

公開されているガタリの原文

以下のフランス語原文(PDFファイル)は、 邦訳『フェリックス・ガタリの思想圏―“横断性”から“カオスモーズ”へ』に掲載されている文章のうち、初出が雑誌『シメール(Chimères)』だったもの。 ほかにもいろいろ公開されています(参照)。 ■「音楽創造にお…

場所を再生する分析

≪分析のスタイルとは、「意識のまとめ方」≫からのつづき 「分析的 - 詩的機能(fonction analytico-poétique)」 と 《新生自己 emergent self》*1 に関連して、 グァタリがほかの場所でも語っている。 フェリックス・ガタリの思想圏―“横断性”から“カオスモ…

分析のスタイルとは、「意識のまとめ方」

カオスモーズ作者: F・ガタリ,宮林寛,小沢秋広出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/01/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (22件) を見る以下、強調は全て引用者による。 わかりにくいところを訳しなおす努力をしてみま…

社会性は、臨床的配慮に重なる

樹徳中高一貫校 「医療倫理・医系 小論文講座 特別講演会&シンポジウム」*1 講師: 松本卓也氏(精神科医/自治医科大学附属病院) 医療目線を問い直すイベントを中高生向けに企画していること、そしてレベルの高い話をなさった講師がまだ20代の精神科医で…

医療の労働と、社会環境を支える労働

さわ病院 理事長 澤温(さわ・ゆたか)*1 「これからの精神科病院」(PDF) より: 例えば60人の人を大きな一部屋に入れて一人の看護者が少し高いところからみていればどの人が問題かは一目瞭然である。しかし6人部屋や4人部屋に分かれると一人では看れ…

死ぬことの助け合い

僕に死ぬ権利をください作者: ヴァンサン・アンベール,山本知子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/04/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (7件) を見る 【プロフィールといきさつ】: 1981年生まれ、もと志願消防士。 2000…

「狂人なき世界?(Un monde sans fous?)」(インタビュー動画)

以下のような質問に答えています。 「今日、精神医学はどのような方法をとっているでしょうか(Quel chemin la psychiatrie prend-elle aujourd'hui ?)」 「私たちの社会には、狂気のために、どんな場所が残されているでしょうか(Quelle place reste-t-il …

雑誌『Institution』

Jean Oury 「LE CORPS ET SES ENTOURS : LA FONCTION SCRIBE」(PDF、「身体とその周辺」) Jean Oury 「L'OBJET CHEZ LACAN」(PDF、「ラカンにおける対象」)

サンタンヌ病院で続けているセミネールの、聴講者による私的メモ、音声ファイルなど

http://ouvrirlecinema.org/pages/reperes/JOsem.html http://ouvrirlecinema.org/pages/reperes/prisnot/ 聴講メモは、アニク・ブロー(Annick Bouleau)氏によるもの。 これとは別に、ラボルドでのセミネールは、1971年2月から続いているそうです*1。 *1:…