平成14年度、餓死者67人(男56・女11)

  • ただし「食べるものがなくなって死んだ」という、かなり厳格な規定による統計なので、「衰弱死」を広く取れば数はもっと増えるとのこと。
  • 61歳、C型肝炎を患って路上生活をする男性が、生活保護を申請すること自体を断わられていた。「まだ働けるでしょ、仕事探してください」。40代、50代はなおのこと難しいらしい。
  • 京都の30代の男性は入院中に生活保護を受けていたが退院と同時に廃止され、2ヵ月後に餓死した。発見時は部屋に就職情報誌がちらばり、ほとんど腐敗せずミイラ化していた。
  • 餓死者は5:1で男性。ホームレスも大半が男性だが、女性の無職で結婚もしていない人はどうしているのだろう。いや、そもそも公的発表として「ホームレスは25,000人」という数字を聞いたことがあるが、少なすぎないか。
  • 餓死を原点に考えるべきではないか。