function−effect−capability

  • 「function」という考え方が最もエロティックな気がする。
    • バタイユは「機能に還元されない(道具的でない)」ことにエロティシズムの原理を置いたと思うけど、「他への関係」を考える「function」をエロというのは変?
    • 「SEXがしたかったから家を出た」「みんなエッチじゃなくなってる」*1。 → 「家にこもる」ことはエロティックか?
  • 「function」には「関数」という意味もある。
    • やおい」(女のオタク?)では「関係性」に最大のエロを感じるという。
    • 自然言語そのものをプログラムのように理解する。言語をデジタルに考える。「理系−文系」「science−art」という区分を、「function」から考えてみる。
  • 「function」という観点から自分の存在について見つめ直してみる。 → 家族との関係、友人の中で、社会の中での機能。「愛」を、ドライな「function」という視点で見てみる。「生きた労働」(Marx)という function。社会制度や文脈の中での自分や他人。
    • 「機能しない人間は捨て去れ」とかの暴論ではなく。状況や情感に飲まれて困る人間は、なんとかドライでメタな視点を確保する必要があるのだ。
    • 単なる機能論的視点は、たしかに歯車的視点であって批判的・政治的視点を創りにくいかもしれない。しかし批判や政治自体を functional に考えることはできないか。
  • 素材レベルの戯れとメタの認識。
    • メタな認識自体の function がある。コンスタティヴな認識自体が、政治的影響力においてパフォーマティヴに機能する。
    • メタ言語精神分析でいう「メタ言語はない」)。自己の認識を自己自身に当てはめること。*2
  • 「現実を現実でなくしたい」――要するに「人間の存在論的地位」とか、そんな話。存在における人間という function は何だろう、とか。