ここ数日

  • 19日、id:hitomisiriing さんより『Kluster』『Cluster』届く(感謝!)。
    • 自分が小説・アニメ・エロゲーなどに興味を持てない人間であることを再確認してしまう。「フィクション親和性の低さ」は、ひきこもり全体に一般化することはできないが、私にとっては症候的なように思う。――いや、多くの人がそうなのか?
    • 自分にとって「愛するジャンル」は何だろう、とか考える。
  • 20日淡路プラッツで「デビューネット」忘年会。
    • ひきこもり支援はきわめて過酷であり、スタッフが潰れてしまう。方法論を考え直すべき。
    • 友人の娘、成長してお顔が変わっていて驚く。そうか1年半も会ってなかったか。
    • 自分にとって「性・恋愛」の話は基本的に傷だな、と思う。フーコーとか読めばいいんでしょうか。
  • 21日〜、ひどい鬱状態。世界が灰色。何の反応も自分の中に起きず、そのことにひどく焦る。「このままでは俺は餓死するしかないんだ」と奮い立たせる。しかし餓死してもいいとしか思えない。世界のすべてが「ノルマ」のように思える。もう何も関わりたくない。世界の一切を拒絶したい。生きていること自体が「放置された屈辱」にしか思えない。
    • 鬱・PTSDのサイトや本を読む。困ったことにますます陰鬱な気分になる。 → これが難しいところだ。ひきこもりや trauma は、私にとってどうしても目を離せない重要なテーマなのだが、主題的に関わろうとすると精神をやられる・・・・。
    • この耐えられない混乱が「生産的混乱」であればいいが。「腐敗は生命の実験室だ」(Marx):ホントか?
    • 精神分析の本を相手にもがく。超弦理論の Witten 教授の発言*1を読んだり。問題に取り組める時間は限られている。残された時間でできることは・・・。
  • 22日、郵便物いくつか。
    • 友人からクリスマスプレゼント?『BLUE』ISBN:4309203914
    • 出版社経由で、読者の方(お母様)からお手紙。
  • 24日、パスポート申請に三ノ宮へ(先週書類が揃わなくて挫折していた)。やけにカップルが多いなぁ、などと考えていたら今日はクリスマス・イヴだ。おまけにルミナリエ。ぷいぷい。
    • 懸案の本をたくさん買い込む。経済・思想(理論言語とは何か)・社会学・ひきこもり系小説。本屋(ジュンク堂ダイエー店)にいたら友人から電話。ちょっと元気になる。
    • 特に何をしたわけでもないが、「公的文書を申請して受理された」というだけで精神的に違ったりする。
    • 僕の精神はいつもビニール・コーティングされている気がする。言葉が真空パックされていて、外界にアクセスできない。その苦しさを壊すところで言葉を生産する試みをしている。自分にとっての「行動」とは何だろう、といつも考えている。それは趣味ではなくて、死活問題。




*1:「ある意味で、基本的な数学的問題の個数が無限だというのは確かな気がする。ところが、私は真に基本的な物理的問題は有限個だと信じている。だとすると、未来において数学と物理が真に基本的な形で相互作用するようなエピソードは有限回しか発生しないだろう」(数学セミナー臨時増刊号『国際数学者会議ICM90京都』1991年)