無時間的真実は、時間的にしか実現できない

時間の要因を捨象した関係式は、時間的に(労働過程として)実現せねばならない。ここを忘れた概念操作が支配的になっている。

数学的真実は、言語を時間的に再生産しなければ実現しない。
つまり無時間的な関係式は、時間的にしか実現しない。

「論じる自分は時間的な実現である」を忘れた言説。ここに現代言説の問題の焦点がある。

時間を捨象することを許されれば、自己への反省は生じない。