「権力を獲得する」ことと「権利を獲得する」ことはどう違うか。

  • 一人(少数者)の能動的影響力(意思決定権)としての「権力」? ほぼ後天的だが、既得権益層に生まれれば得やすい。 → 階層による不平等。 しかし努力や運次第で後天的に入れ替え可能?
  • 「権利」は、多数者が生まれながらに(or 一定の条件のもとに)持つもの?
    • 「権利と義務」。 しかし「権力と義務」と言える? 【法的義務と道義的義務?】
    • 「恩恵を受ける」という側面。 → 否定していては権利獲得はあり得ない。


  • 弱者が「権利」を獲得するには――「自分が権力を持つ」か「権力者を説得する」かで――「権力にアクセスする」必要がある。 弱者は放っておけばいつまでも弱者。
    • 弱者に対して「権力獲得はいけない」と言っている人は、要するに弱者を放置している。 弱者を放置して構わないと言い張れる人は、その人自身が既得権益層に属し、すでに社会に内部化されている(つもりになっている)。 【それに、「権力はいけない」と言いながら権力(権威)に弱い人がいる。 「権威主義はいけない」と言い張る権威主義者はいくらでもいる。】
    • 当事者の多くが「反権威・反権力」だが、「排除された人間」としてはそれだけではどうにもならないという自覚はあるのか。