2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧
04年7月に厚労省は、労働者を正社員と非正社員に分けて就業実態の統計をとった「就業形態の多様化に関する総合実態調査結果」という調査結果を出したが、ここには恐るべき現実が記されている。契約や派遣、嘱託、パートなど非正社員として働いている人々の…
「ひきこもりは、その状態像に対する依存症的な状態である」と言ったとして、それは「答え」ではない。いわば「議論にアタリをつけてみた」ということであり、そこは議論の出発点であって、「では依存症とはそもそも何なのか」ということは、よくわからない…
19日、こちらのイベントに聴衆としてお邪魔した。イベント中もたいへん勉強になったが、今日いちばん印象的だったのは、終了後に聞いた次のお話(大意)。 むかしの釜ヶ崎の人間は、貧しくはあったが、精神的に健康だった。仕事が終わったら「ガハハハハ」…
当時の僕はまだPCを持っていなくて、電器屋の店先で触るだけだったけど、たしかにこんな感じだったかな。 10年か…。
少しは順位上がるかな。
南無南無。
アンケートでは、幸福感について、「非常に幸福」を十点、「非常に不幸」を〇点として、「あなたは何点になると思うか」という「幸福度」をたずねた。この結果、五点が最も多く25%。続いて七点が20%、八点が18%、十点も5・5%おり、全体としては…
自分自身が、「リアルな論じ手」を目指したいと思う。 そのためには、まだまだ勉強が足りない・・・。
エステサロンや飲食のためになら何十万円も払う文化があるのに、「ひきこもりのため」には、「お金が回って当然」という感覚がまだ育っていない。人の一生、あるいは人の生き死ににすら関係する話なのに。 ▼需要は確実にある。しかし、それを満たすに足るサ…
浅田氏の「自分自身を芸術作品として作り上げていく」という指針は興味深いが、「禁止のないところで欲望が自分を律する自律」というのは、本当に厳しい倫理だと思う。▼私はそのような倫理を生きるためにも、いちど非合理で無条件的な禁止を自分の中に措定す…
内藤朝雄、山形浩生、id:dojin、稲葉振一郎の各氏が、非常に興味深い議論をしています。 ここをきっかけにもう少し勉強を進めねば…。
仲正氏の「生き生き」批判は僕にとってどうしても必要なものだったが、『諸君!』は読んでいないし、事情がまだよく見えていない。 【追記:「双風舎からのお知らせ」】 細かい議論は今後の課題にしたいが、ひとまず、「生き生き」のディテールを細かく分析…
某ブログにて、ある絵画作品を発見して感銘を受けたのですが、「絵に関しては、著作権ってあるのかな…?」ということが気になり、検索。▼著作権は「死後50年で消滅する」とのことなので、逆に今後は古くて好きなものをどんどん載せてみようと。 右は、パウル…
12月11日に予定されていた第3回が中止になったとのことで、その件について仲正氏と北田氏ご本人がそれぞれコメントを書き込んでいるのですが、『デリダの遺言』を読み中の僕には、どちらの書き込みもとても納得できる判断に見えます。 以下、北田氏のコメン…
北田 「「生き生き」している人は保守に多いのに、なぜ『デリダの遺言』では左翼の生き生きした人を批判しているのか?」 仲正 「左翼が保守と同じ「生き生き」によるポピュリズムをやっても負けるに決まっている。「わかりやすさ」を競うポピュリズムも同様…
15日、発表にお邪魔してきました。 あらためて、考える課題多数。
開催間近。 【右写真*1参照】 *1:こちらより、許可を得て掲載
かねてから要望していた設定が可能になったようで、さっそく導入しました。▼ということで、当ブログでは新しいコメントを書き込むことはできませんが、これまでに書き込まれたコメントは表示されています。【過去には、コメント欄が盛り上がったこともありま…
誤解を恐れずにいえば、最近の自殺者を減らそうとする政府の活動にはどこか違和感があるんですよね。厳しい増税・自己負担を国民に課し、賃金を大幅にカットして過酷な労働を強制する一方、そういった雇用環境で受けた被雇用者の苦痛や疲労をメンタルヘルス…
左翼の疎外論的で本質主義的な問題設定*1は自己目的化されていく危険性が常にある。被害者・正義の立場に立っているという想いが暴走するメカニズムは全体主義とあまり変わらない。思想の実践の場に潜むロマン主義的な危険性・陥穽を考慮しなければならない…
【「大峰山炎上」】(内田樹氏) 【問題となった質問書】(ページ中ほど、05年10月20日) 「当事者であること」は、「他者性を抹消しても構わない」という免罪符ではない。 複数の友人たちと議論になったんだけど*1、あの大峰山の事件が当事者運動として「ど…
Somewhere he must find どこかで彼は A better reason than I 僕より上等の理由を探さなくてはならない サイボーグになれば、生きる苦痛も死の苦痛も、ちがった形に…
福井県大野市七板の旧火葬場の焼却炉内で7日、白骨化した2人の焼死体が見つかった。県警大野署の調べで、歯の治療痕などから1人は近くに住む無職の男性(80)と断定。もう1人は行方不明になっている男性の妻(82)とみて身元の確認を急いでいるが、…
≪「なんとかなるさ」というベーシックな楽観≫+≪不可能を突き抜ける決死の努力≫。 「努力すれば報われる」とか、何もしないで「ぜったい大丈夫」とか、逆に「絶対ムリ」も間違ってる。 ――村上龍氏が『ハバナ・モード (Men are expendable (Vol.8))』冒頭で語…
合理的な自己管理の核には死に接する非合理な禁止が必要だ。 その死の周囲に健全な肉体を囲もうとする。 合理性の連鎖のみで自己管理しようとするとその総体が死になだれ込む。 合理的管理の全体を抹消したくなる。 今の僕は、非合理な死に問い合わせること…
「雇用・能力開発機構」の信じがたい実態については以前取り上げたが、今回『ビッグイシュー』訪問であらためてハラワタがどうにかなりそうだったので再録。 【「私のしごと館」の不思議】より。 独立行政法人「雇用・能力開発機構」が、おもに 中学、高校生…
これを予算案として細かに検討する能力は僕にはないけど、「脱落しても復帰しやすいような規範やインフラの整備をする」ほうが、「脱落して復帰不可能な人に援助する」というよりも長期的には経済効率がいいのではないか。