「雇用・能力開発機構」の信じがたい実態については以前取り上げたが、今回『ビッグイシュー』訪問であらためてハラワタがどうにかなりそうだったので再録。
【「私のしごと館」の不思議】より。
独立行政法人「雇用・能力開発機構」が、おもに
中学、高校生の職業意識向上のために建設した「私のしごと館」の
昨年度収入が1億1000万円にとどまる一方、
同館に常駐している機構職員27人の年間給与だけで
2億4000万円かかっていたことが分かった。
全体の維持管理費は収入の20倍の約21億円に達し、
差額は民間企業が支払う雇用保険料で穴埋めされるそうです。
「私のしごと館」は、様々な仕事の内容を子どもたちに知ってもらうための
施設として、1993年に建設が決まり、土地代を含め、費用は約580億円かかっています。
支出面では、同機構から派遣されている職員27人の給与が
計2億4726万円で、1人当たりの平均年収は915万円に上り、
民間企業からの出向職員や臨時職員分も含めると人件費は6億円を超え、
(#゚д゚) ・・・・・・・・。
アルミ缶何個分だ。
「私の仕事館」じゃなくて、「私達(同機構職員)」の為の仕事館だというのが、ばれちゃいました。*1
それでも、「ないよりはあったほうがいい」のだろうか。
実際に制度などをいじるには、こういう既得権益の中にもぐりこまなければ無理なんだろうか。
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- 機構職員27人の雇用先(存在価値疑問)を創出するために「580億円+毎年20億円」が承認されたということ。 ホームレス2万5000人の支援対策費は、毎年31億9700万円。
*1:『Day by day』より