釜ヶ崎: むかしと今

19日、こちらのイベントに聴衆としてお邪魔した。イベント中もたいへん勉強になったが、今日いちばん印象的だったのは、終了後に聞いた次のお話(大意)。

 むかしの釜ヶ崎の人間は、貧しくはあったが、精神的に健康だった。仕事が終わったら「ガハハハハ」、と笑いあう感じ*1。しかし最近では、釜ヶ崎にいる人間の半分以上が精神的にヤバくなってる。

なんだこれは。
「資本主義が爛熟したからだ」などと言っても何も説明したことにならない。
昔は、「貧困問題」として考えていればことが済んだ。 今は、それでは事態の一部分しか考えられていない。



*1:即座に思い出したのは宮崎駿の世界観。 「共同体内における、労働者同士の哄笑」というモチーフ。(『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』など)