2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

政治とは*6

菅直人氏 : 「若い頃から、『政治とは何か』と問われて、『政治とは、国民の不幸を最小にすること』と答えてきた。 『これが幸せだから、国民の皆も、これを幸せと感じなさい。』というのは、政治が目指すものではない」 小泉純一郎氏 : 「努力する者が報…

「そもそも親と本人の責任なのだから、」

先日、「ニート支援に税金を使うな!」というTV番組を紹介しましたが、ある市会議員のサイトに同種の意見が。*1 こんな事に1000億円もかけようとする役人の発想が分からない。 そもそも親と本人の責任なのだから、親からお金を取って教育をしてやるくら…

「当たり前」

吐血などの症状があったので、内科で受診してきました。 10月19日に胃カメラ検査の結果が出たのですが、「立派な胃潰瘍が2つ」(医師談)、胃の上部に見つかりました。 あるかたにそのことを話したら、「仕事をしていればそんなの当たり前」とのこと。(「…

『 T I T L E R 』 (音注意−画面最大推奨) 画面クリックで仕掛けが展開する。 なんかしらんがえらい気に入ったゾ。

『神保・宮台 丸激トーク・オン・デマンド』 *8

第186回 集団自殺や引きこもりの根底にある「心の闇」とは何なのか ゲスト: 斎藤環氏(精神科医) 会員ではないので 「PREVIEW」 だけを観たのですが、面白いし、とても参考になります。

現役の問題

過激なスパルタ式指導で知られ、死者を出して話題になった「戸塚ヨットスクール」をご存知でしょうか。 事件*1はもう20年以上前ですが、「支援する会」が活動を続けていますし、石原慎太郎氏、ビートたけし氏など、著名人らによる擁護論も、まったく色褪せて…

強制労働については、もう一つ法律があります。*7

労働基準法 第5条 【強制労働の禁止】 使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。 民間の支援活動においては、こちらのほうが重要ではないでしょうか。 「教育的意…

可変性

「NOLA」の入寮年齢制限は「10〜30歳まで(入寮時)」とのことで、そこで重要視されているのは、「若者の可変性」なのだと思います。 ただ・・・ イベント当日は、樋口明彦氏*1による講演で「ひきこもり当事者の高齢化」が語られ、参加者の(親御さんらしき…

いや、そもそも・・・・

こうした問題を考えていると、いつも、「自発/強制」という、あの教育のアポリアにぶち当たります。 強制的要因なしには、(初期における)「教育」というのはあり得ないわけで… ひきこもりやニートという状態は、「自発的に」なのか。それとも「不本意だが…

共生

先日のイベント(「育て上げ」ネット主宰)*1でパネラーとしてご一緒した佐藤透氏*2(「NOLA」代表)は、当事者と農作業を共にするなど、「寄宿共同生活体験型」の自立支援活動をされているのですが、その良さについて、大意つぎのように語られていました(…

国家による

「ニート対策」として、弁護士の橋下徹氏は、「勾留のうえ、労役を科す」という提案をされています*1。 これは私には「労働の強要」=「強制労働」にしか見えないのですが、今の日本でそんなことが可能なのでしょうか。 「国家権力を制限する」ことが役割と…

人々の声

アンケート: 「ニートが52万人、あなたが考える対策は?」

不安

これまで「ひきこもり」は家庭内に留められていたが、間もなく親に扶養能力がなくなり、社会保障もないのだから、彼らは大量の 「ホームレス」 「路上死」*1 「餓死」*2 「自殺」 などに変貌してゆくのではないか。 ニートが就労機会のないまま高齢化すれば…

リンク

あまりにつらいエントリーが続いたので、ちょっと息抜き。 「人生のセイムスケール」 歴史上の人物の、いわゆる「享年」に基づくデータベース。 やっぱり、つい今の自分の年齢のところを見ちゃいます…。 YAHOO! パロディサイトリンク集 「パロパロ」 楽しい…

いまさらですが

「労働」と「自死」のそれぞれについて、歴史的観点が必要だろうか。 今の私たちが当たり前だと思っている捉え方は、さほど「当たり前」ではないはずだ。 ただ、問題はそれを研究したとして、現実の苦痛緩和にどの程度役立つか、なんですが…。 【そう、僕に…

「働く」と「食う」の関係

「働かざる者食うべからず」というのは、日本では保守系の人が必ず口にする言葉ですが、「あれはレーニンの言葉だ」と聞かされて、やはり検索。 → もとは新約聖書の言葉のようです。 手元にある「日本聖書刊行会」発行の新改訳聖書(第2版)より、当該箇所を…

希望の光?

「民主党の議員が、今日16日の国会で『ベーシック・インカム』の話をしていた」という未確認情報*1を得て驚き、ネットで検索。 → なんと、すでに税制調査会で言及されている。 税制調査会 第13回基礎問題小委員会(2004年5月25日)議事録 (「ベーシックイン…

深刻なジレンマ

自殺を志願している間は、すべての思考が自殺的に働いてしまう。 そんな意見を表明すれば、自分や自分の大切な人にとって不利になるような、傷つけるようなことばかり考えてしまう。 「生き残ろう、愛する人を守ろう」と思う自分が聞けば、殴りたくなるよう…

不戦敗・・・

出演者たちのあまりに非寛容な発言に触れ、「やはりこの世に居場所はない」ということで、あらためて「自逝センター」(公共安楽死施設)の話を取り上げてみたのですが…。 今日、こんなニュースが流れていました。 「水俣病関西訴訟: 被害者の執念結実 半世…

公と私と、

「省庁が若者の就労支援をするのは、自分たちの天下り先や予算が欲しいから」「お役人のアリバイ作り」というご指摘にも真実があると思いますが、やはり決定的には、「これだけたくさんの若者が働けないのでは、日本の国がおかしくなってしまう」という、公…

多数派? 少数派?

「ニート支援に税金を使うな!」と主張するTV番組をレポートした10日のエントリーでしたが、たくさんの TrackBack*1やメールをいただき、ありがとうございました(気付いたものはすべて拝読しました)。 今の時点で明確なお返事をしたり、個別にコメントした…

 労働と自死

vivid な論点

番組では、やはりニートに対して「生きろ!」という命令形しか出なかった。 みんな苛立ち、基本的に説教したがっている。 「殴りつけて強制的に何かさせなければならない」と思っている。 もしあの場で、当事者の誰かが「生きたくない。 『養ってくれ』とは…

素材として

たとえば今回の『そこまで言って委員会』の録画を、親の会や当事者の集まりで上映し、議論すればいいのではないか。 どのような論点があり、責められるとすればどのようにしてなのか。 反論するとしたらどうするのか。 たとえば自分があのスタジオにいたら、…

政治意識

「自発的無業」をすぐさま非難するべきだとは思わない。 働かなくても生きていられること自体は、悪いことでも何でもないし、個人的にはむしろ喜ぶべきこと(環境が許すなら)。 しかし、「放っておいたら将来どうなるか」に対する危機意識も想像力もないと…

出演各氏の提案する「ニート対策」

三宅久之氏: 「国際緊急援助隊に強制入隊させる」 他の出演者の「あんな甘ったれた連中に勤まるか?」という声に、「むかし自衛隊でそういう連中を勧誘した時期があったが、勤まっているらしい。 銃を持たせると変わるようだ」。 江本孟紀氏: 「自衛隊に入…

ニートは「馬鹿者ども」(やしきたかじん氏)

ニート紹介VTRでは、インタビュアーの「なぜ働かないんですか?」という問いに20歳の男性が答える。 「デスクワークとかするサラリーマンが嫌だから」。 「彼らは親から小遣いをもらっている」というナレーションがかぶる。 「彼らの生活は昼夜逆転しており…

やしきたかじんの『そこまで言って委員会』で、「ニート」を取り上げていた。*9

●司会: やしきたかじん、辛坊治郎 ●出演*1: 三宅久之(政治評論家)、 荻原博子(経済ジャーナリスト)、 江本孟紀(野球解説者・元参議院議員)、 宮崎哲弥(評論家)、 橋下徹(『行列のできる法律相談所』出演の弁護士)、 金村義明(野球解説者)、 桂…

 議論が必要だ・・・

震災当時聞いたエピソード*11

全壊家屋に閉じ込められた男性に気付いた近所の人たちが、懸命に彼を助け出そうとしたが、間もなく火が回ってきた。 そのとき、中の男性がつぶやいた。 「もう逃げてくれ。 ・・・・ありがとう」 【付記: この話を聞いたとき、耐えられずにずいぶん泣いた。…