いや、そもそも・・・・

  • こうした問題を考えていると、いつも、「自発/強制」という、あの教育のアポリアにぶち当たります。
    • 強制的要因なしには、(初期における)「教育」というのはあり得ないわけで…


  • ひきこもりやニートという状態は、「自発的に」なのか。それとも不本意だが、やむにやまれず」なのか。
    • 「自発的」がすべてならば「自己責任」とされ、「彼らへの社会保障や就労支援に税金を使うべきではない」となる。 社会的に弱い立場に立たされた人間すべてにこれを言い出したら――「彼らが弱いのは、彼らの選択のせいだ」――福祉的支援や環境改善の努力は廃絶してしまう。
    • 不本意」ならば何らかの支援が検討されるが、さりとて「強制(矯正)的要因」が介入することは避けられまい。 → 「矯正されることを受け入れる」ことは、かぎりなく 「洗脳」 に近づいてゆく。


  • 「ナルちゃん馬鹿」自矜じきょうの念」ちがいの微妙さというか…。
    • 働くことは、むしろ矜恃きょうじに関わるはず。 ところがほとんどの人にとって、「働く」ことは「自分を粗末にする」ことでしかない。
    • なんかこのへんにカギがありそう。