「働く」と「食う」の関係

「働かざる者食うべからず」というのは、日本では保守系の人が必ず口にする言葉ですが、「あれはレーニンの言葉だ」と聞かされて、やはり検索。 → もとは新約聖書の言葉のようです。


手元にある「日本聖書刊行会」発行の新改訳聖書(第2版)より、当該箇所を引用してみます。

 私たちは、あなたがたのところにいたときにも、働きたくない者は食べるなと命じました。*1

ん? なんか微妙にニュアンス違うような…。


レーニンが口にしたのは、「支配者たちは、働かないのに食っている」という意味だったんですね。 ……しかし考えてみると、日本でも江戸時代までは「支配者は働かない」時代だったのでは?*2 → 保守派が「働かない奴は食うな」というのはどういうこと?
★「働く」と「食う」の関係は、時代や国でずいぶん変わるらしい…。







*1:「テサロニケ人への手紙・第二」第3章10節。 赤字強調は上山。

*2:知人との会話より