memo

  • 去勢の必要は、戦術的な要請と、倫理的な要請の両極を持つと思う。
  • 交渉主体という意味での《当事者》という概念が、法学的な枠組みと、精神分析的な枠組み、制度改変的な枠組みなどを参照する必要がある。▼弱者性に居直ることは、単に自殺行為。どういう立場をとるのであれ、「交渉能力の向上」という課題はずっと残る。交渉能力とは、自分が見るべきだと思う現実に権限を与える能力。個人能力だけの問題ではなく、文脈や人数の問題でもある。
  • 「自分の現実」の標榜は、倫理の標榜でもある。あまりに少数派のリアリティは、多数派への迷惑行為と認知される。リアリティには、それを認知させる文脈が要る。固執する人間がいなくなれば霧消するリアリティに固執するところに倫理がある。