2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

R30氏:「労働組合のマーケティング」

強調は引用者。 僕は、労働組合は自らを「従業員相手の社内サービス業」と位置づけ直すべきだと思う。 賃金闘争や条件闘争は、経営者があからさまな不当労働行為をした時には必要だが、平時にそんなことを言っても従業員はもはや関心など持たない。 それより…

「フリーター漂流」について

「職場の人権」MLより、許可を得て転載する。(要旨のみにしようかと思ったが、労働問題に暗い私が恣意的に引用する以上の意味があると思うので) 強調は引用者。 ビデオの感想: 私は映画ファンであり、また、社会の問題は個人の受難として現れる、と思って…

論点整理

≪閉じこもり続けてもいい≫(規範レベルでの、ニート・不登校・ひきこもり徹底容認に向けての闘争)*1 脱落しても、参加してもいい。 → 「履歴の空白による差別」撤廃の必要 しかし、「閉じこもる(降りる)しか出来ない」は経済的に致命的*2。 「働いてでも…

ソファで眠る母の顔が、親族の遺体の顔に重なる。 擬似的な通夜の席で、激しく後悔している。 自分はいったい、何をしてきたのか。

お詫び

お電話・メール・お手紙・BLOGにてご連絡いただいている皆さんに、お返事できていません。 関係各位の皆さん、ごめんなさい。 しばらくお待ちください。

いましめ

絶望しきらないこと。 かといって、安易な希望を気休めにしないこと。 このバランスが本当に難しい。

素案

「ひきこもり支援者連絡会議」のような場の設定が必要ではないか。 【追記:「ひきこもり当事者連絡会議」は無理だろうか。】 「ネットワーク」でもいいが、「足並みを揃える」のではなく、「議題(課題)・経験・情報などを共有できる」というニュアンスを…

仕事に必要な議論

『ノンラベル』世話人代表の田井みゆき氏と長時間 電話でお話させていただく。 現場で責任を引き受けておられる方ならではの、きわめて有意義なお話。 現場実務との関係における議論は本当に重要だ。

「俗物と貴族」

「ナチズムの温床」云々の段落は、僕の意見というよりは内田樹氏の発言を僕なりにまとめただけですが、わざわざこうやって書いたのですから興味を持ったわけです、この意見に。

「私怨と公憤」

知人の示唆は、「公共的正義は、本来は良心に基づくべきであるが、今はそうなっていない」ということではなく、「そもそも正義の基盤というものは、良心ではなく、嫉妬やルサンチマンである」ということらしい。 で、それはすでにいろんな人の議論に出ている…

草稿

『ユリイカ』座談会で驚いたのは、あれだけ読まれていて、論争的な話もある(と思われる)blog(id:solarさんとか)なのに、エントリー時に編集画面直書き、しかも推敲しないということ。 僕はアウトルックのHTMLメールに書くんだけど、ある程度まとまったエ…

同時並行的にいくつかの企画を検討中。

長電話したり、メールしたり。 疲れたし、体調悪くて今日は無理だけど、また順次報告します。

ひきこもりとニート

ネット上で目にしたご意見*1。 (強調は引用者) この本読むまでひきこもりってニートの一部だと思ってたんだけど、医学用語social withdrawalの直訳としての社会的ひきこもりに関して言えば必ずしもそうではないんですね。学籍があろうと、職場に席が残って…

「正当な評価」

『ユリイカ』の原稿については、「どのブログを選んだか」よりも、評価軸の設定のあり方を問題にしてほしい。あれでよかったのか、まずかったのか。 あの番組の「成果主義」においても、「どう評価するか」、その方法論がクリティカルな問題になっていたはず…

似顔絵

id:kijiq さんが描いてくれた。 ありがとう。

大切な記憶

こちらのイベント時、私は当ブログのアップ原稿について「1日に原稿用紙7〜80枚分になったことがある」云々と発言したのだが、よく考えるとその計算はブログ草稿についてではなく、ある人へのメールを調べた時のものだった(すみません)。 1通でそれほ…

私信より

友人たちへのメールの一部を修正し、ここに転載して途中経過の報告とする。 「格差社会」や「エリート」については、以下のようなものを参照 しつつ考えていました。 『日本の、これから』「特集:格差社会」反応集 『R30::マーケティング社会時評』 (リン…

「エリート」=「炭鉱のカナリア」?

内田樹氏「ニーチェとオルテガ 「貴族」と「市民」」より。 彼らにとって「選ばれてあること」の特権とは、他の人々よりも少なく受け取ること、他の人々よりも先に傷つくこと、他の人々よりも多くを失うこと、という「犠牲となる順序の優先権」というかたち…

「参加したら負けかなと思ってる」

内田樹氏「階層化=大衆社会の到来」より(強調は上山)。 「インセンティヴが見えにくくなることは、学校での成功から降りてしまう、相対的に階層の低いグループの子どもたちにとって、あえて降りることが自己の有能感を高めるはたらきをももつようになって…

正義と嫉妬

「いまの社会では、公正的正義の基盤が、良心ではなく、ルサンチマンや嫉妬になっている」*1という趣旨のメール(あまりにもビンゴ)を、同じ日に2人の知人から受け取った。本当に感謝。 「個人としてどう生きるか」という話と、「どのような社会を目指すべ…

相談実務

実は、非常に深刻な相談メールやお手紙(出版社経由)を何通も頂いているのだが、ほとんど対応できていない。もちろん、以前に頂いていたご依頼もある。 本当にすみません。 早急に態勢を整え直す必要がある。

「当事者として発言する」という問題についての原稿依頼を頂く。

悩んだ末、チャレンジしてみることに決め、承諾のお返事。

うー

クリティカルな情報・意見・仕事がたくさん入ってきて、うれしいやら苦しむやら。 とても数日では整理しきれない。 以下、簡単にメモを羅列しておく。

訂正

こちらの注について、永冨奈津恵氏ご本人よりご指摘が。 【誤】 後になって数千万円の請求書 ↓ 【正】 後になって数百万円の請求書 僕の耳には「千万円」の響きがショッキングに残っているのですが、ショックすぎて聞き間違えたのかもしれません。 すみませ…

「ペルーに学校を作ろう」チャリティーコンサート

お邪魔してきました。 「150万円〜200万円で学校が1棟建つ」とのこと。 人間の足の骨でできたケーナ*1の音色が印象的。 演奏と歌を聞かせてくれたセサル・ラ・トーレ氏が手撮りしたと思われるビデオ映像が会場に上映されたのだが、非常に刺激的。牧歌的で貧…

現実

市職員の平均給与1人分で、支援NPO1団体に必要な助成金がほぼまかなえる。

達成感の区切り

ひきこもり支援は、対人サービスだし、成果は出にくいし、自分の仕事として「これでいい」と思える達成ポイントを自分なりに決めておかないと、精神衛生上非常にまずい。自分にできる仕事は極めて限られている、と自他共に認めること。 というか、「仕事がで…

「居場所」3態

(1)精神的、(2)社会的、(3)経済的 (3)なしに(1)はない。 (1)ばかりが強調されすぎ。

窓口による違い

上記と関係するが、こちらのイベント時の永冨奈津恵氏によると、次のような事情があるらしい(大意)。 各々の支援団体や相談窓口にいる人は、自分のところに相談に来た人しか見ていない。ところで、それぞれの窓口には特色があるのだから、「その窓口を選ん…

「ひきこもり」3態*2

(1)病気(統合失調症、うつ病、パニック障害など) (2)高機能広汎性発達障害 参照1:「アスペ・エルデの会」 参照2:「小説書き理解求める」 (3)社会的ひきこもり この3つでは、それぞれ対応が違っていなければならない。しかし見極めはきわめて…