「リアルタイム・レスポンス」と、「スタティックな現状認識」との関係・・・。

社会学は、経済学のようには「問題解決」を求められないのだろうか。▼リアルタイムの反応を要求される現場的アクチュアリティと、社会学的な「コミットしなさ」の関係が興味深い。「コミットしない議論」*1であるがゆえの臨床的効果、もあるのではないか。
これは、私の経験してきた論争とも関係ある。揉め事になりかかると、私はすぐに自分を含む論者双方の議論の前提(あるいは議論できなさの前提)をメタに問うんだけど(でないとベタにヒートアップするだけなので)、それは常に「逃げだ」と言われた。 ▼これは個人間の問題にとどまらず、「左翼運動と社会学」や「転移関係と精神分析」に関係する、普遍的な問題構図ではないか。
【ここに、「設計と倫理」という「ised」のモチーフを持ってくることはできるか。】





*1:井出草平さんのご教示