2009-05-26から1日間の記事一覧

参加の実態分析?

『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学』pp.262-5、酒井泰斗(id:contractio)氏による「おわりに」より(強調は原文): 社会的秩序は、そのもとで暮らす人々が実際に規範を運用することをつうじて作り上げられているのだから、その運用のあり方を記…

「分析なき参加」(上山和樹−永瀬恭一メール公開)

私は、「ひきこもっている人を社会復帰させねばならない」とか、「再分配せよ」というベタな課題に従属しているのではなく、参加する、つながりを試みる、という危機的な体験をそれ自体として主題化しています。そのことが、臨床上どうしても必要であり*1、…

つながりと実存、社会化と承認をめぐるメモ

《社会参加臨床》を考えるなら、ここらへんの原理論をやらない人は、ご自分の思い込みや党派性に巻き込んでいるだけです。 うかつに臨床を語れば、ベタな医療目線に終わってしまう。 ある議論事業には、コミュニティ形成機能がある*1。 議論事業の措定が、実…