「俺は働く気ないから、社会保障で一生暮らそう」?

 「ひきこもりの奴らは公的援助を不正受給されるんじゃないか?」という危機意識があるみたいです。せっかくなので、ネットでいろいろ調べてみました。受給資格や援助の実際についてです。

  • 生活保護ってなぁに?
    • ひとまずここがいちばん簡潔で分かりやすいでしょう。これで見るかぎり、「ひきこもり」は生活保護の対象になりそうにありません。正直、絶望的です。


 というわけで、「ひきこもり」が公的援助を受けるのはたいへん難しそうなのですが、そもそも生活保護の受給をめぐっては様々なトラブルがあるようです。不正受給とか、逆にキツ過ぎる審査とか。

 たとえば母子家庭については、仕事をしている場合の平均収入額よりも生活保護額の方が高いとか・・・。これではまさに「仕事をする気にならない」。つまり「いい保護を受けられるんだったら仕事なんかしない」というのは「ひきこもり支援」云々というより「生活保護」全般に関わる問題であって、そういう意味で現在改定のための協議が進んでいるようです。

 繰り返しになりますが、「ひきこもりだけが不正受給の可能性がある」というのは、差別的な視線ではないでしょうか。保護すべきかどうかの判断が難しいのは「ひきこもり」に限った話ではないし、不正受給者が生活保護全体のイメージを損ねる、というのも、一般的な問題だと思います。
 というか今回調べてみてあらためて思ったのですが、生活保護を受ける環境というのは、正直耐えられない・・・。(たぶん、是々非々で臨機応変に対応するのが賢いのでしょうが・・・。)