前回のコメント欄を引き継いで(この議論継続中)

  • 「苦しんでいない人」を「ひきこもり」と言えるだろうか? それは「ひきこもり」ではなく「生き方」の問題ではないか。
  • 爛熟した資本主義社会では、自分の金さえあれば(犯罪以外は)何をしていても許される。だが「ひきこもり」では、追い詰められた社会的弱者が問題になっているため、それを社会的にどう追認するか、ということが問題となる。しかし「社会的に容認しない」としても、それ自体は何の解決にもならない。無理に家を追い出せば、餓死者や自殺やホームレスの大量発生になるだけ。(現在、日本では年間自殺者とホームレスはともに3万人程度だが、ここに「100万人」と言われる引きこもり当事者が雪崩れ込んだらどうなるか。) 放っておいても、本人はどんどん追い詰められてゆく。対応があり得るとしたら、「説教」ではなく「誘い出し」だろう。それができなければ、たぶん黙って見殺しにするしかない。