2004-11-16から1日間の記事一覧

以上から考えたことについて、翌日に。

「実存の謎−他者尊重」 / 「構造的現実−介入的施策」

「確率の問題」 → 「構造の問題」 斎藤環氏は、「『ひきこもり』がもたらす構造的悲劇」と題する短い論考*1で、先日起こった東大阪市の両親殺害事件に触れ、「これまでのひきこもりの事件は、確率的に起きた異常事態*2とも見なせるが、今回の事件は、ひきこ…

≪問い=謎≫を不可視化する圧力

フリーターの姿を「可視化(フーコー)」させることが必要だ。 このブログはそのための試みなのだ。 すべての記述が不可視化する圧力をはねのけるために書かれている。 *1 フリーターが「正社員になりなさい」と説教され、フリーターを食い潰すことで生き残…

悪循環 : 個人と環境

自分では何もできず、完全な無力に追い詰められた人間が、その問題に関わろうとする人間のすべてに悪態をつく : 「ほっといてくれ!」 あるいは逆に、「早くなんとかしろよ!」。 自分の発言がどのような社会的結果をもたらすか、それが自分や自分の置かれ…

弱者のジレンマ

『フリーターが語る渡り奉公人事情』というBLOGの全エントリー全文を2枚のHTMLメールにコピペし、文字の色などを変えながら読んでいる。 すべての意見に同意できるわけではないが、私にとっては大切な出会いだと思う。*1 生活条件の劣悪化が、状況に対抗す…

 ≪リアルな手続きの創造≫という共通課題 【1】

【今日のエントリーは、翌日分と合わせて全体を一つの草稿として読んでもらえるとうれしいです。 太字・赤字強調は、すべて私です。】