2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自己矛盾リスト

ネット上の議論がフレームアップする時、すごい高頻度で「自己矛盾」を発見します。 具体例をメモ的に列記してみます。 今後も随時追加予定。*1 「説教してはなりません。いいですか、わかりましたか」と説教する 「権威主義はいけない、と○○先生が言ってた…

「事業による誘惑(自発性賦活)」 → 「project sharing」

Mさん*1のメールより引用。 強調は引用者。 「課題共有」は、そのまま英訳すると、「project sharing プロジェクト・シェアリング」となりますね。 (中略) 「シェア」は「共有」であると同時に、「分有」「分権」でもあるというのがポイントで、「シェア」…

(3)≪頭デッカチめ、さっさと目の前の仕事しろ≫について

当事者や経験者のする議論には、「自己意識を慰撫するための独り言」と、「仕事を創出し、それ自身が社会活動であるような言論仕事」の2通りがあると思います。 前者については、適当にやめて行動に移すべきです。 しかし後者については、私が積み上げてき…

(2)≪対面で救え≫について

(3)とも関わりますが、「抽象的な議論は、論じている人の自己満足でしかない」という責めだと思います。 ややこしいのは、実際の「当事者によるひきこもり論」の多くは、そういう「自己満足」を目指すものでしかないこと。 しかし議論には、「プロジェク…

(1)≪当事者属性が低いから語るな≫について

当BLOGではもう繰り返し論じていることですが、典型的な「属性と課題」の混同です。 属性レベルで共有できるものがあるかどうか、という話と、課題レベルでプロジェクトを共有できるか、という話を混同している。 逆向きの権威化が、「当事者同士の課題共有…

「議論やめろ」三態

私に対し、「反論する」というのではなく、「議論をやめろ」という意見は、だいたい次の3通りに分けられると思います。 (1)「お前は当事者属性が(すでに)低いから、お前が当事者(経験者)としてひきこもりを論じると、自分のように深刻な引きこもりの…

 「議論をやめろ」

ここ最近、あらためて内外から、「上山は議論をやめろ」というプレッシャーを受けています。 まだ未整理ですが、現時点で明らかになっている論点を、少しだけメモ的に記しておきます。

「属性による静態的中間集団」から、「課題共有による動態的中間集団」へ

ひきこもりとの関係で言えば、社会や中間集団との接点をいっさい持たなくなっている引きこもり当事者が、いわば「アタッチメントなき超越的目線」*1に立って、対案もなく社会や支援者を攻撃的に批判することは、まったく空しいと言える。それよりも、「不可…

≪中間集団≫

経済に詳しい知人と話していて思ったのですが(私は経済学も社会思想もよくわからない人間です)、「個人vs国家」、あるいは「個人vs市場」でしかない状況があると思うのですが、これでは太刀打ちできるわけがない。 → 「個人が状況に太刀打ちする」ため…

「制度論的精神療法」

三脇康生様 上山和樹です。 ドゥルーズやガタリをほとんど読んだことがなく、かつもう何年も思想系の議論から遠ざかっていた私は、『精神の管理社会をどう超えるか?―制度論的精神療法の現場から』の議論になかなか入っていけず(すみません)、悩ましかった…

私信転載

個人情報を削除し、言葉遣いや発言内容をいくぶんか訂正し、転載します。 太字強調などは、元のメールにはありません。 当然ですが、以下での私の発言には、三脇氏からの異論もあるはずです。 以下、全文私信よりの転載です

 三脇康生氏へのメールより

ご無沙汰してしまいました。 すみません。 読書や、オフラインでの複数のミーティングなどから、本質的な刺激を受けていました。 これからまた1〜2週間の間に新たな出会いや面会が予定されており、進行中のプロジェクトの件も含め、新たな展開があるかもし…