2009-04-28から1日間の記事一覧

4月23日 永瀬→上山

私はこれを、《社会参加の臨床》というモチーフで考えているのではないか…。 何をもって「社会参加に成功した」と見なすか 苦痛緩和に有益なことは何か という議題設定なしに、専門性だけを強調するのは、順応主義の誇示にすぎない。それは「社会参加の臨床…

4月23日 上山→永瀬

私には世界中の美術作品、あるいは美術史そのものが、一種の制度分析あるいは各作家の歴史や環境との交渉過程のlogに見えて来ます。このlogという言い方は濱野智史さんの議論とも絡むものです。 (略) 私の作品は、キャンバスや絵の具といったマテリアルあ…

4月17日 永瀬→上山

もっと枠組みをゆるめてしまう、つまり私が把握できている程度に上山さんのお考えを単純化してしまえば、私には世界中の美術作品、あるいは美術史そのものが、一種の制度分析あるいは各作家の歴史や環境との交渉過程の log に見えて来ます。 このlogという言…

4月16日 上山→永瀬

『社会に復帰し続ける、その参加の制作過程』という箇所、ことに『復帰し続ける』という表現に、上山さんのお考えのユニーク性が感じ取れます。 こういうディテールに気づいてくださるのが、本当にうれしいです。 (このあたりの話は、本当に全く通じないの…

4月7日 永瀬→上山

今回、上山さんに頂いたメールが重要な内容であると感じています。 頂いたメールで 「何が受け入れられ、何が排除されるのか」というのは、とても政治的で、その判断のあり方について、分析が必要です。――分析の結果がいいか悪いかの前に、「分析してもかま…

4月6日 上山→永瀬

文脈は違いますが、ひきこもる人が社会参加しようとするとき、なぜか「分別もあり、批判も試みる大人」としてではなく、「純真で疑いを持たない子ども」のような社会復帰を望まれる、そういう抑圧を常に感じるのですが、「社会に入っておいで」と待ち受ける…

4月3日 永瀬→上山

『「制作過程やインフラを問題にする」ような努力が、多くの人を怒らせることそのものです。』というご忠告・ご指摘は、とても真剣に受け取りました。 今後十分にありうると思います。 また、私たちの間にもこういった問題は起こりうる。 私が再三「応用では…

4月2日 上山→永瀬

日程の最中にもかかわらず、真摯なメールをありがとうございます。 「敬称のつけ忘れ」は私もよくやらかして、お詫びメールを出していますので、お気遣いなく。・・・・気になるのは、むしろ私や永瀬さんがしているような、「制作過程やインフラを問題にする…

3月31日 上山→永瀬

(フリーペーパーの)永瀬さんと上田さんのご論考も読ませていただきました。詳細は控えますが、「基盤を考えたい/その考察が基盤として機能してほしい」という永瀬さんの取り組みに、強く共鳴しています。 拙論について、的確なご説明をいただきました。 …

美術と臨床をめぐる対話・・・の《素材化》

画家・永瀬恭一氏とのメールでのやり取り(一部)を、許可を得て以下に転載いたします。 公開を前提としたものではなかったのですが、お互いの関係や発言趣旨の素材化を試みるもので、ブログへの転載は、積極的な趣旨をもった活動にあたります。(私は永瀬氏…