形式的正義への嗜癖と、リアルタイムの social work

「政治的正しさ(Political Correctness)」で正当性を確保する味をしめた人たちは、そのスタイルを手放さない。 覚醒剤なら糾弾されるが、「反差別」「マイノリティ擁護」などは、いかにも正しく見えるから。
しかし「正当性」は、social work 的にそのつど組み直すべきものだ。――正義を標榜する知識人たちが、プライベートな関係性でひどい人たちであるのは、こうした理由による。 彼らは、理念への嗜癖で人を威圧したいだけで、関係性を本当に考え直しているわけではない。 基本的には、暴力の嗜癖者たちだ。
形式的正義の放置は、差別や抑圧の温床になる。