「切断操作的・差別的対象化」と、「関与創造的・分析的当事者語り」

「物象化を拒否する自分自身」をフェティッシュに愛するナルシストは、人や事件のすべてを「自分は物象化していない」というアリバイとして利用する(=物象化する)。 メタ語りを独占して誇示したがる左翼活動家にありがち。


誰かに対して自己の対象化(当事者語り)を要求するなら、同じことを自分自身についてもやってほしい。 相手を一方的に対象化=物象化するのではなく、自分自身をも対象化=分析対象とすること。


切断操作としての「差別的対象化」(自分はメタ)と、関与創造としての「終わりなき分析=事後的対象化」(最終審級ナシ)は、重要な区分だと思います。 ▼これは、私の考えている当事者論の核心部分に位置します。