発言と利害

 利害関係がからむ議論においては、誰がその発言をしたかは非常に重要な情報になります。 (中略)
 まともな議論を行ないたければ発言者が誰であるかと独立に提出された証拠と論拠をチェックしようとするのは当然です。 しかし、そうであっても、発言者が誰なのかというそれ自体重要な情報を無視して構わないということにはなりません。



これも僕にとっては新機軸の重要な論点。


たとえば次の3者が、 「おまえ、それじゃダメだろう!」 という発言を僕に向けたとします。

  • 10年来の大親
  • 通りすがり
  • 経済的敵対者

同じフレーズなのに、発言者によってニュアンスが変わってしまうの、わかります?


たしかにそうだ…


「内容」を重視していれば、「誰が言ったか」は、どうでもいいと思ってた。
利害関係の立ち位置によって、発言内容が目指している地点が違うんですね。