2006-01-13から1日間の記事一覧

《自己》のジャンル的成立

「コミュニケーション能力」「対人能力」(本田由紀)は、《自己》のジャンル的成立を鍵とするのではないか。忘我的熱意のないところでは、コミュニケーションはできないし意味がない。 ▼私は、「社会的ひきこもり」およびそのメタ的考察を許してくれる環境…

《作品=当事者(自分)》 「承認枠=議論ジャンル」

各作品ジャンルと、《作品》という枠組みそのものを考察するメタ理論。各作品枠の成立と、その後の批評行為。 ▼各当事者ジャンルと、《当事者》という枠組みそのものを考察する「メタ当事者論」。 各当事者枠の歴史的成立と、その後の「当事者批評」(「当事者…

「自分のことを考えることが、重要な議論であり得る」

「夢において問題となっているのは、お前である」*1(新宮一成) 「当事者学」(中西正司・上野千鶴子・貴戸理恵) 「譲歩しない」を唯一の綱領に、議論ジャンルそのものを創造してみる。やってみて初めて、そういう議論が歴史的にすでに存在していることを…

承認闘争(←規範枠)の複数化?

ゲームルールが(無自覚的にでも)共有されない限りは、「勝ち負け」は決められない。ゲーム自体に意味を見出せなければ、「降りる」しかない。【ゲームの複数化と虚無感の一般化】 ▼「○○の当事者である」という枠組み措定をした瞬間に、「仲間意識」=「転…

「強迫化した合理性」と、「非合理な禁止」

非合理な禁止によって維持される合理性の体系――合理性が強迫観念化することへのシステム的禁止(個人精神/社会制度)。投企的倫理が成立する環境としての「精神」と「社会」。被投的環境のシステム的整備を能動的に遂行する? ▼非合理な禁止において既存の…

「議論ジャンル」と「利害党派」

その議論や作品がもたらす恩恵は、誰にとってのどんな価値なのか――各学問・思想・学派、「アカデミズムと当事者発言」。 ▼消費者側の解釈枠が用意する「恩恵要素」がある。「何が恩恵と感じられるか」 議論ジャンルそのものに党派性があるならば、各論者に対…

 ジャンル・当事者・党派性

臨床的で、かつ自分を動機付けるためのメタ考察(メモ)。 知人たちとの議論から。 《議論ジャンル=承認システム》が持つシステム的?含意。