爆笑問題のニッポンの教養 「政治家が口を開くとき 〜御厨貴(政治史)」 視聴

後藤田正晴氏について(大意):

 今まで分かってたことが2割まで、本人に聞いて分かったのがせいぜい4割まで。 あとの6割はやっぱり闇。

オーラル・ヒストリーの聞き取りをやっていて(大意):

 ご本人が言い淀んでるときに、この人はこう言いたいんだろうな、と思うことを、「要するに」こういうことですよね、と先に言っちゃうことがある。そうするとご本人は安心して、「そうなんだよ」と、それで話が終わってしまう。これは絶対やっちゃいけない。ご本人が、手垢のついてない言葉で言おうとしてることがあって、それが言えなくてもどかしくて、言い淀んでいる、それを待たなければいけない。じーっと。それをどれだけ我慢できるか。

実態を言葉にしようとすること自体が、政治闘争であること。
それが、現実の引き受けにとって不可欠の要素。