超越性――「タダ働きの労働過程」

ジャン・ウリの発言より。*1

 私が言う超越性とは、もの自体とか、そんなことには関係しないよ。 それは、ただ働きの持っている性格なのだよ。 役割にこだわらないための役割の分析など、ただ働きにしかすぎないだろう。 だれもそんなことに金をはらってくれない。 でも、それこそが重要なのだよ。 そんな仕事にこそ超越性があるものなのだよ。

与えられた役職に同一化するだけの労働過程には、超越性がない。
自己分析も制度分析も起きない。