「工賃は1個1円、月給が4〜5千円」について

先日、広島県三原市のイベントにお邪魔した際、上記記事で批判的に話題にされた妹尾敏昭さん(71)と同席し、詳しくお話を伺えた。
妹尾さんは、かつて労働組合の専従を2年されていて、むしろ労働問題に意識の高い方。
多くの方が話題にしていたような、「搾取する悪徳業者」とはまったく違う話で、――要するに、ひきこもり支援の現場で何がどう苦しいか、事情を知らない人には理解されない。 (妹尾さんは、「運動論はとうに吹き飛んどる」と話されていた。)
本人の事情も支援の事情も理解されないまま、どんどん忘却が進んでいると感じる。
高齢化して閉じこもっていても、誰も話題にしない。