「アメリカ精神医学会「DSM」執筆者の製薬業界との金銭的な繋がり」(id:macskaさん)
権威ある情報の生産者が、その情報によって収益を大きく左右される団体から収入を得ていた*1。 ▼「ひきこもり」の周辺で言えば、製薬会社が「社会不安障害」という呼称を強く推すことにも、似た事情があると思う。 当blogでは何度か触れているが、ひきこもりという状態像のコアを形成する事情については、薬はほとんど何の役にも立たない。
不登校・ひきこもりの周辺関係者は、「医者の治療主義」には極端に敏感だが、「製薬会社の薬物主義」には、寛大に見える。 「製薬業界の利益のために薬漬けにされるかもしれない」という懸念についてはもう少し問題化すべきだと思うが、逆に言えば、「どうしてクスリをやめなければならないのか」が、問われるのだと思う。 ▼クスリをやめたって、もう苦痛に満ちた人生しか待っていないのかもしれない。