2007-03-28から1日間の記事一覧

(4) 「専用施設の充実と専門性向上のために公的な助成を」(KHJ親の会)

高岡健氏の反論: 専用施設への助成が、引き出し姉妹*1たちへの助成にならないよう、祈るばかりだ。 それ以前に、親の会は、引きこもりに対する社会的非難と対峙し、引きこもる青年たちの人権と経済的支援――たとえば広井良典(『持続可能な福祉社会―「もうひ…

(3) 「会が取り組んでいる「引きこもり訪問サポート士」の養成に支援を」(KHJ親の会)

高岡健氏の反論: 訪問にはルールもエチケットも必要だ。 だから、粗野な男性や女性は、訪問を遠慮したほうがいい。 換言するなら、「引きこもり訪問サポート士」が「引き出し専門サポート士」でないことを、いかに担保するかが最重要なのであり、安心してひ…

(2) 「認知行動療法ができるカウンセラー、セラピストを養成し、健康保険適応を」(KHJ親の会)

高岡健氏の反論: もともと脱落例の多い認知行動療法が、誤って引きこもりの解消のみを目的に適用されたなら、引きこもりを呈する若者たちを、ますます自責的にさせ追い詰めていくことは、火を見るよりも明らかだといえる。 どうしてもこの方法を実施したい…

(1) 「新世代抗うつ剤のSSRIが社会不安障害にも有効として保険で使えるようになったので、SSRIを扱える専門医の研修指導を」(KHJ親の会)

高岡健氏の反論: 研修指導などをする以前に、製薬会社の巨大な宣伝力によって、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、すでに乱用されている。 引きこもりの親の会が主張すべきは、SSRIの乱用と社会不安障害(伝統的診断名では赤面恐怖や対人恐怖)と…

 『引きこもり狩り』について 4

【『狩り』 1】、 【『狩り』 2】、 【『狩り』 3】、 【『狩り』 5】 ■高岡健氏 (2) 「KHJ親の会」への批判 (p.144-146) 「全国引きこもりKHJ親の会」*1によれば・・・・次の四点を要望している。 (1) 新世代抗うつ剤のSSRIが社会不安障害にも有効と…