権力と協働

友人から、「企業」のとらえ方として、次の2通りあることを教わった。

 ・「権力関係=労使関係」
 ・「協働システム」

頭の固いダメな左翼は、前者の関係しか考えないように思える。

  • 疑問などいくつか:
    • 【ダメな左翼の典型的な集会】:「経営者」や「資本主義」がいかに悪辣かを語り、その批判に頷きあう。「ひどいよな」「だよな」。「自分たちは資本主義批判をしているのだ」というナルシシズムを慰撫し合うだけの、儀式のようなコミュニケーション。▼しかし本当にこれを語るしかない人は、やはり切羽詰まって、恐怖心ゆえにそうするしかなくなっているのか。
    • 「経営者」を糾弾している人たちは、では自分自身が会社の舵取りを任されたら、労働者に文句を言われない労務管理を遂行できるのだろうか。そんなことをしていたら、会社はすぐに潰れてしまうのではないか。▼権利要求はもちろん重要だが、「こうすれば労使ともに益になる」というような「対案」を出すことが最善ではないか。(それができないから、ひとまず権利要求をするしかないのか。) ▼というか、経営者の現状が本当にひどすぎるのか。だとすれば、どうして労組系の運動はこれほど説得力を失っているのか。