2005-11-27から1日間の記事一覧

村上龍:「自分の中の受容体みたいなものが反応して、必然的なものとして捉えられるかどうか」

あのくらい集中して書いた作品、他の作品でもそうですが、「きっかけ」とかないんですよ。「きっかけ」って、すごく簡単なイメージがあるでしょ。お二人が知り合ったきっかけは? って結婚式で司会者が口にする馬鹿な質問があるけど、小説家が、この対象を小…

猶予

いったん生まれ落ちてしまったら、死ぬまで「避難所」はない。

権力と協働

友人から、「企業」のとらえ方として、次の2通りあることを教わった。 ・「権力関係=労使関係」 ・「協働システム」 頭の固いダメな左翼は、前者の関係しか考えないように思える。 疑問などいくつか: 【ダメな左翼の典型的な集会】:「経営者」や「資本主…

権力論と労働現場

フーコーやドゥルーズなど、現代フランス思想の権力論は、労務管理やピア・プレッシャーなど、「労働」との関係で問われるべきではないか。――この話が、大野正和氏を交えた会話と、先日の研究会の双方で出ていた。▼不思議なのだが、逆に今までは問われていな…

自律と他律のマネジメントの関係

他者に支配される形の依存症的没頭と、あくまで自律を保った形の没頭とでは何が違うだろうか。▼「依存症が悪い」というのではなく、私が一定の優秀さと活力を手にするには、何がしかの依存症を必要とするのではないだろうか(普通に言えば「夢中になる」だが…

大野正和氏:「過労児だった私」*4

ひきこもりをテーマとする当ブログで、大野氏のこの文章を紹介するのは冒涜だろうか。 「まったく働けない人間」と、「働きすぎて死んでしまう人」。 ▼私自身を含め、大野氏のような経歴を持つ「ひきこもり当事者」の話はよく聞く*1。 閉じこもっている人の…

 「巻き込まれてあること」の存在論