【質問3】:短期的な就労支援だけではなく、長期的なかかわりも必要ではないか。

貴戸理恵*1の通われていたスクール*2のかただという。「1日外出すると3日家にいないとダメ、というぐらいに辛くなっている人たち」など、極めてリアルな、現場の感覚に満ちたご質問だった。

上山:「ある支援団体の代表の方に聞いたのですが、かなりの高確率で、当事者は『ここで雇ってもらえないか』と言うそうです。『ここで生まれて初めて人間関係がうまくいった』と。就労問題にとって、『人間関係』が、最も重大な悩みなわけです*3。 ▼スタッフや仲間との信頼関係がある団体の中でなら、かなりの重労働でも耐えられる。しかし見ず知らずのコンビニのバイトだと、ちょっとした棚整理の仕事すらできない。そういう事情があります。――お返事になってないですが・・・。
玄田:「なってるなってる」

これについては、「中間集団」と「中間人材」のちがい、として説明できないでしょうか・・・・。
「中間集団から中間人材へ」というスローガンとか。



*1:不登校は終わらない―「選択」の物語から“当事者”の語りへ』著者

*2:団体名をおっしゃらなかったのですが、どちらでしょう?

*3:ニート―フリーターでもなく失業者でもなく』でも、それが強調されていた。