関連メモ

  • 社会的排除」と「再復帰不可能」については、生田武志さんの「イス取りゲーム」*1と「カフカの階段」の比喩が秀逸。
    • 特に「カフカの階段」は素晴らしい。 1月9日にお会いした際には、「社会に復帰するほうも階段状にするにはどうすればいいか」という課題示唆を頂いた。 → これはまさに、≪再復帰問題≫の具体的ディテールを意味しないか。


  • 「自分を一つのカテゴリに縛り付ける必要はない」という杉田俊介さんのご指摘は、以前に岸政彦さんからいただいた示唆に関係する。
    • 私にはいくつもの属性があるのだし、私の人生が「ひきこもり問題」に支配されるわけではない。 しかし私が「脱落経験者」として差別と排除の対象になるなら、いったん一つのカテゴリで脱落者問題を引き受ける必要がある(でないと単に「問題の隠蔽=加担」や、「泣き寝入り」になってしまう)。 その取り組みは≪再復帰問題≫フォーマットを通じて他の人々と努力を共有できるし、私にとっての「ひきこもり経験」は、この課題フォーマットへの入り口となる。 【各人には各人の入り口があっていい。】






*1:生田さんによると、「旗までの距離を差別化したビーチフラッグ競争」のほうが比喩としては正確だが、「イス取りゲーム」のほうがわかりやすい、とのこと。