「匿名」の定義

 実名を公開していても「匿名」であることがありえるし、実名を全く公開してなくても一貫した人格のもとで自分自身の考え方や趣味・嗜好を明らかにしている場合は「匿名」ではなくなります。 
 論争に参加する人は、馬鹿なことを言ってしまったときに恥をかけるだけ十分に詳しく自己紹介を行なわなければいけない。



じつは今回の「匿名」云々の話において、「しかし、大抵のブロガーは HN*1だし…匿名やん」と思って、自分で混乱していたのでした。
はてなダイアラー」だけで6万人以上いるうち、僕のように実名で書いているのはごくわずかですが、HNで書いているかたのほとんどは良心的。 そういう方々まで「匿名だからダメ」とは絶対言えない…と思っていたのですが、この黒木氏の提案なら、すっきりします。 HNであっても、主張の一貫性と、「くだらないことを言ってしまったときに恥をかく」状態を保証できれば、「匿名」ではない、と。
それにしても「実名で発言しても匿名であり得る」というのは斬新かつ説得的だ。 実名であっても、それを保証できない仕方で1回きり発言してドロンしてしまえば、それは「匿名」と同じですね。


というわけで以下の議論では、≪匿名≫といっても≪実名ではない≫という意味ではないので、ご注意を。







*1:ハンドル・ネーム。 ネット上で用いる筆名ですね。