トラウマ問題

 この日記をつけ始めた頃、『トラウマティック・ストレス』(ISBN:4414402867)という分厚い本を読み始めていたのだが、それはしばらくお休みしている。あまりの単調さにウンザリしてしまった。と同時に、最近『危ない精神分析』(ISBN:4750503045)という本が身近で話題になっている。アメリカで問題になった虚偽記憶症候群、つまり「カウンセリングにかかっていた中年女性が突然父親を性虐待で訴える」動きを指揮したとされるジュディス・ハーマン(Judith Herman,ISBN:4622041138)を告発する本だ。
 トラウマの話は、大切なのだが、とてもつらい上に、一歩間違うととても単調になってしまう。僕自身はいま、フロイトの「心的現実」という概念と、『批評空間』Ⅲ-1(ISBN:4860410009)に載った鼎談「トラウマと解離」(斎藤環中井久夫浅田彰)を軸に考えている。
 ・・・というか、そもそも僕はなんでトラウマの話に惹かれているんだ・・・・。
 そうか、「詩的なもの」か。http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/comment?date=20030928#c
 うーん・・・・。