2004-04-12から1日間の記事一覧

嫉妬 ・ shit ・ shit-hot

人間は、自分に似た存在にいちばん嫉妬する。親が破格の資産家で「一生働かなくても食っていける」みたいな奴はあまり嫉妬されないのに(要するに別格)、「お隣の中流家庭のヒキコモリ」は嫉妬される。 しかし、金を稼げず恋愛もセックスもできず、社会的承…

コミット不能

というわけで「コミットの必要」というのが出てきてしまったんですが、上記2鼎談でも繰り返し語られている通り、ヒキコモリというのは「コミットできない」という状態なわけで。くそ。厄介だ。 「生きていくことができない」 → ①思想的 ②経済的 「意識自体…

「残酷さが足らない」

ヒキコモリ当事者はある意味きわめて「素朴」なのだが、そういう素朴さは「ヒキは氏ねw」という悪意の強度に勝てない。当事者独特の残酷さを持つ必要がある*1。 ヒキコモリが社会的に追い詰められていくことに抵抗するには、①思想的反論 ②経済的自立、の両…

北田暁大という方

の発言にはじめて触れたのは昨年の「嗤う日本のナショナリズム」で、その感想も少しだけ書いたが、今回の鼎談でさらに興味を強めた。メルマガの鼎談から直接引用するのはマズイと思うので、ネット上の北田氏の発言からいくつか引用。 他人の自意識をせせら笑…

「書き込んでいいんですか?」

メールやオフラインで、「私なんかが(コメント欄に)書き込んでいいの?」とたまに言われる。①当事者以外の方は「当事者共同体」への配慮から、②当事者は「私ムズカシイ話わからない」、③親しい知人は「馴れ合うのも変だろ」、④「専門家」の方々は「私が書…

「理論家」と「当事者」のミゾ

知性と教養とフットワークのある人たちの影響を受けて、僕らの議論を鍛え上げる必要がある。「コミュニケーション」よりは「議論」が要るよ! 理論をやっている人から見ると「上山は理論できない」となって、逆に当事者からすると「上山は難しいことばかり言…

ようやく

『波状言論』*1第5・6号の鼎談「リベラリズムと動物化のあいだで」(北田暁大×鈴木謙介×東浩紀)を読み終えた。前回の宮台鼎談とこの北田鼎談、僕にとって「必要なもの」です。「ヒキコモリ」に興味があってこれら鼎談を読まれた方、ぜひ交流持ちたいです。 …