ブラジルの「フェリックス・ガタリ研究所」
『フレンチ・セオリー ―アメリカにおけるフランス現代思想 (.)』p.297 に、「ベロホリゾンテにはフェリックス・ガタリ研究所がある」という記述が。 ググってみると、以下の三ヶ所がストリートビューつきで出てきました。 【A】 【B】 【C】
関連して、『Gregorio Baremblitt 財団』というサイトが。 ポルトガル語が読めないのでよくわかりませんが、「introdução à Esquizoanálise」とあるのは「スキゾ分析入門」のようで、詳細を記したこちらのページには、
「制度分析」 「社会的なプログラム」 「社会復帰」 「脱制度」 「リハビリ bio-psycho-social(生物-心理-社会)」 「社会的包摂」 「里親」
などの言葉と、具体的な支援事業が記されています*1。
また財団の「ネットワーク」には、ウルグアイ、アルゼンチン、メキシコ、チリ、イタリアなどの地名や施設名が。
ドゥルーズ/ガタリの思想は、日本では人文系(非臨床)が扱う仕事だと思いますが、ラテン語圏では風景が違うのでしょうか。
【付記】 『フレンチ・セオリー ―アメリカにおけるフランス現代思想 (.)』より:
フランス語原文は見ていませんが、もしこれが「psychothérapie institutionnelle」*3なら、
「制度化された治療法」では、活動趣旨の反対を意味しそうです(参照)。
適切な訳語をめぐる議論は続いていますが・・・(参照)。