弱さについてのメモ

  • 弱さについて語っている言葉自身が弱い。 弱い語り手は強くなる必要がある。 強くなると弱さ自身は代表できないというが、個人レベルで代表すべきことと政策や問題意識のレベルで言説構成すべきことは違う。 サバルタンの話を言いすぎる人は嫉妬か、その問題を黙殺したい人。 ▼強くなる必要は、個人レベルの必要と、公共レベルの必要とがある。 公共的に大事な話をしていても個人レベルで潰れてしまう人は多い。
  • ある属性集団の苦境を言説レベルで構成できる人が少なすぎる。 言説レベルで構成されない問題は invisible−voiceless になる(ひきこもりは比喩的な意味でも象徴的といえる)。 言説レベルで構成されない弱さ・苦しみは、政治的に黙殺される。 公共性や優先順位の観点から「黙殺すべき」という判断もあるが、「それ以前」も多い。(捕捉された上での黙殺なのかそれ以前なのかはわからない)
  • 「人間関係が苦手」「ふれあいたい」「傷つきやすい」云々の“心理学的”要素は、その個人の帯びる政治的要素。