2008-06-29から1日間の記事一覧

みずからの当事者性こそが拒絶されている

アントナン・アルトー、ジャン・ジュネ、中上健次などが、80年代の「当事者」言説として持ち上げられた。そのいきさつに問題はなかっただろうか。 「当事者性をアリバイにするメタ言説」と、「メタであることをアリバイにするメタ言説」があるだけで、自分の…

《居場所》の政治と、解離的な知性

どうやって孤立を回避するか。その方法論で、立場が分岐している。なのに、そこを誰も語らない。 「社会的包摂」というが、自己を対象化する分析を試みれば、たいていの共同体からは排除される*1。 むしろ、分析の努力を通じて孤立が回避されなければ。つま…