こちらの番組は「請負」の話でしたが、「派遣」最大手が摘発されたとの情報が。
- 会社ぐるみサービス残業容疑 人材派遣、社長ら書類送検 (2005.3.25)
大阪労働局は24日、人材派遣最大手の「スタッフサービス」グループが会社ぐるみで社員にサービス残業をさせていたとして、都道府県単位で登記されているグループ会社のうち、大阪市に本社を置くスタッフサービス(大阪本部)と、持ち株会社「スタッフサービス・ホールディングス」(東京)、さらに同ホールディングスの岡野保次郎(やすじろう)社長(同本部会長)ら5人を労働基準法違反(時間外賃金不払いなど)の疑いで大阪地検に書類送検した。
03年12月に自殺した大阪本部の元副支店長(当時32)の遺族が04年に同本部などを大阪労働局に告発していた。厚生労働省によると、サービス残業を会社ぐるみと認定して書類送検するのは異例。
書類送検されたのはほかに同本部の中山堯(ぎょう)・前社長(現同ホールディングス専務)▽同本部の関西営業本部副本部長▽同ホールディングスの人事本部長▽同労務部ゼネラルマネージャー。
大阪労働局によると、同本部は社員8人に対し、労使協定なしに03年7〜11月に1日最大4時間の時間外労働をさせたうえ、割増賃金計約225万円を支払わなかった疑い。同ホールディングスも03年1〜4月に社員17人に対し、同様に1日最大5時間15分の時間外労働をさせ、うち2人に対して同年2〜3月に割増賃金約2万円を支払わなかった疑い。
- コメント:過労死などの問題に取り組む労働基準オンブズマン(大阪市)幹事長 松丸正弁護士
・・・・。
ものすごく危険な発言になってしまいますけど、
「不況下でも、サービス残業なしでやっていける」っていうのが、ふつうの会社なんでしょうか。
あと、経営者の人は、どんなに過酷に働いても「残業」じゃないんですよね?
「労使関係」のもんだいか。
自分で自発的に取り組む人と、そうではない人?
労働運動系(はっきり言えば「左翼」系)の闘争は、きっとものすごく大事なのでしょうけれど、あまりに無条件に「正しさ」を突きつけられると、少々戸惑ってしまいます・・・。「なぜ自分たちの努力が必要なのか」というところで、もう少しエネルギーというか、意思伝達の手間を取って頂けると、ありがたいというか・・・・。
「前提を共有しないのが前提」という、厳しいコミュニケーション環境についての省察が、必要だと思います。(決して、労働運動系の議論に価値がないというのではなく・・・・。いろいろ学びたいと思っているのですから。)