被災直後の地域社会には、「家から出てきて参加する甲斐」があった、というかそんなこと意識せずとも、「自分でも参加していいんだ」という気にさせてくれた。 見下されてる感じがなくて、対等感があった。 「ご職業は何ですか」の前に、「手あいてますよ、これからどうしましょう、水あるから持っていって」だった。 無条件の課題共有感があった。 ライフラインの復旧とともに≪日常≫が戻ってきて、それはいいことのはずなのに、利害がバラバラになった。