日韓ひきこもり会議の韓国側パネラーは全員が「精神科医」であり、第1回会議の参加時にはその圧倒的な「治療主義」的姿勢に辟易したので*1、このメールで頂いている情報が「韓国事情」の全てだとは思わない。 いや、というより、やはり日本と同じく、「ひきこもり・不登校*2」の問題が、経済的利害を巻き込んだ苛烈な「価値観・思想論争」になるということか。
「ハジャセンターや韓国の実状がどうであるか」の事実確認は今日の私には為しようがないのだが(8日の会議の際にできれば話題にしたい)、その事実の真偽とは別に、このメールの内容は当BLOGのテーマと深く関わると思う。
ひきこもりは、「個人的疾患」「自己責任」なのか、それとももっと大きな社会的・構造的問題なのか。 それはどのような形で政治課題になり得るのか、あるいは黙殺・遺棄されるべきなのか。
ここ最近、「当事者発言」問題、その「代表(表象representation)」機能、などから≪政治≫というテーマがせり上がっていたのだが、会議への準備も兼ね、あらためて考えてみたい。