「体験主義」

記事にあった「体験主義」という言葉が気になったので、ググってみた。 それで見つかった記事より。

 19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの哲学者ヘンリ*1ベルグソンは、20世紀は知識優先の社会ではなく、人間が体得し、人間として越えなければならない諸問題を解決できるような人材を養成しなければいけないと述べています。 そして、そのためには体験することが大事であるとして、体験学習、体験教育を提唱しました。 これは、知識を主にする主知主義に対して、常に現場を見ることによって何かを感じ取る直観主義、体験主義と言われています。 私は、今まさに学校に求められているのはこの体験主義だと思います。



石原慎太郎都知事も同席された東京都の「教育施策連絡会」の席上で、しかも教育委員長のご発言ですから、「個人の思いつき」で済ませていい話ではないのだと思います。 もっとしっかりした勢力になっている。


たとえば拙著や当BLOGが、ひきこもり業界内の一部から「難しすぎる」「哲学ヲタの机上の空論」などと言われるのも、いわば「体験主義者」からの反論と言えなくもない。
単に「保守主義者の言うこと」ではなく、ひきこもり支援業界の中にもしっかりと根付いた、重要な論点だと思います。 私自身、訓練における体験要因を無視していいとはとても思えない。
これについてはまた追い追い。





*1:タイプミス…というよりは、「Henri 」を「ヘンリ」と読んだ…? 正しくは「アンリ」。