レジュメ

  • 当事者発言――「代表ヅラ」と、多様性への抑圧
    • 「私的な事情」と、「メタな考察(普遍化・抽象化)」 【cf.拙著の前半と後半】
    • 私は「男性・異性愛」などの属性を持つが、「女性・同性愛」などの属性を持つ方もいらっしゃるはず。 「男性・異性愛」に限っても、さまざまな多様性がある。 ▼《ひきこもり》というマイノリティ区分の中にも、さらなるマイノリティ属性があるし*1、究極を言えば「バラバラ」かもしれない。
    • 「不可視かつ無声(invisible and voiceless)」、かつ能動性すら失われた存在についての政治。 【参照:「第三回チャットログ公開」(『成城トランスカレッジ!』)】


  • ひきこもりについての「専門性」とは?
    • 医師・臨床心理士精神保健福祉士NPOなど、既存の専門性は機能しているか。
    • 専門性の一要因としての「当事者性」?(役割分担) 【cf.貴戸理恵・シューレ問題】
    • 当事者ポジションならば「何を言ってもいい」というものではない。 発言は「仕事」であって、内容について是非を評価されるし、責任も問われる。


  • 動機づけ:「なぜ続けていけるのか」――自己言及的な言説化
    • 主知主義主意主義
    • 「制度設計」の問題と、「実存をどうするか」という問題とを、分けて考える必要がある。




*1:私に「活動をやめろ」と具体的に迫る多くの人が、これを口にする。