言葉を薬液のように扱う

 病院側による薬剤の誤投与によって患者さんが次々に亡くなっている。
 僕は、言葉において、自分と他者における「苦痛軽減」を目指している。
 しかし、誤った言葉は、むしろ苦痛をいや増し、場合によっては人を死に至らしめる。
 言葉を発する時には、薬液を処方する時のような慎重さが必要な気がする。