デビューネット

 ほとんど眠れないまま朝を迎え、外出。淡路プラッツ10時到着。お昼までミーティング。お誘いしていたgojo氏id:hikilink:20030916とも会えた。
 ひきこもり支援は、「ひきこもり」か「過酷すぎる就労」かの二者択一を迫るのではなく、いわば「第三の道」を目指すべきだ、いやそういう道を「創ら」ねばならない、といった話をする。
 具体的には、僕としてはひとまず滝本竜彦氏を挙げ、彼のように「支援」などとは一切考えずに自分の道を勝手に歩んでいる人間が結果として面白いものを生み出し、それが苦しんでいる人にとって有意義になる、そういうスタイルを採る人がもっと居てもいいのではないか、と言った。いきなり「支援」などと大風呂敷を広げるのではなく、ひとまず自分のゆがみのままに突っ切ってみること。これは、僕がかつて引き受けた相談依頼のすべてを「抱え込んでしまった」ことへの反省にもよる。僕は「支援」という発想に個人的に行き詰まった。そこで参考にしたのはやはりオタクの世界だった。
 各人が自分の快楽に忠実に作品を生み出しそれを相互に消費する世界。・・・・厄介なのは、ひきこもりの人が自分の快楽を見失っているということなのだが。